プロジェクトと共鳴した、草木染めの「もったいない精神」

プロジェクト参加にあたり、BELLUSTAR TOKYOが掲げるサステナブルの精神に強く共感したと、小室さんは振り返ります。





小室「私たちの工房が日頃取り組んでいる草木染めには、もともと“アップサイクル”の側面があります。自然の素材で繊維を染め、残された出涸らしは捨てずに、肥料や釉薬に活用する。昔から無駄なく使われてきたんです。これは特別なことではなく、シンプルに『もったいない』という気持ちからだったのだと思います。



だからこそ、『本来であれば捨てられてしまう桜をどうにか活かしたい』──その気持ちがとても素敵だなと、心動かされました。アップサイクルの工程一つひとつに真剣に向き合うのはそれだけ労力がかかることですし、強い想いがないとなかなかできることではありませんから」



2024年の桜にしか出せない一期一会の色を楽しんで





草木染めの材料は自然の植物。なかなか作り手の思い通りにならないことが難しさであり、最大の魅力です。同じ桜でも、その年の気候などによって色味は変化するのだそう。このことを小室さんは「色が“生きている”」と表現します。このたび染め上げた糸も、2024年の桜にしか出せない一期一会の色となりました。





BELLUSTAR TOKYOから日本各地の職人たちへ、そしてお客さまへ。それぞれの想いをリレーしながら、桜アップサイクルプロジェクトは進行していきました。そのゴールとなる、皆さまの手元で扇子に姿を変えた桜がふたたび咲く時を、楽しみにしております。




商品名:
ホテルを彩った桜で糸を染めた扇子
価格:
9,350円(税込)
販売開始日:
3月7日(金)

桜アップサイクルプロジェクトに込めた想いについて、こちらの記事もご覧ください。
→『BELLUSTAR TOKYOを彩った桜が、扇子に生まれ変わる。』